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親の葬儀について、いま契約をする必要はありません。ただ、資料を取り寄せておくだけで、いざというときの金額が下がる仕組みがあります。この記事では、全国対応で資料請求による割引がある2社を、同じ条件で比べます。

結論:いま必要なのは契約ではなく、比べるための資料
葬儀社を決める場面は、たいてい数日しかありません。鎌倉新書の調査では、喪主の6割超が事前の準備をしないまま葬儀に直面しているとされています。
その数日で見積もりを比べるのは、現実には難しい。だからこそ、元気なうちに資料だけ取り寄せておく意味があります。
しかも今回取り上げる2社は、どちらも資料請求そのものが割引の条件になっています。つまり、取り寄せておくだけで、実際に必要になったときの金額が変わります。契約でも入会金でもなく、資料の取り寄せです。
事前にできることの全体像は親の葬儀、事前に決めておく5つのことに、見送るときの順番は親を見送るときの葬儀とお墓にまとめました。
2社の違い

どちらも全国に対応し、必要なものをまとめたパッケージ価格で提示する形をとっています。違いは割引の大きさと、その条件です。
| 項目 | よりそうお葬式 | 家族葬のこれから |
|---|---|---|
| 割引 | 3万円引 | 最大8万円引 |
| 条件 | 申込前日までに資料請求とあんしん準備シートの記入(会員限定) | 資料請求 |
| いちばん小さいプラン | 税込83,600円から | 税込86,900円から |
| 家族向けのプラン | 家族葬 税込297,000円から | 1日葬 税込328,900円/2日葬 税込438,900円 |
| 大人数のプラン | 一般葬 税込643,500円 | 記載なし |
いずれも2026年9月時点で各社の公式サイトに掲載されている、割引適用後の金額です。
数字だけを見るとよりそうお葬式のほうが安く見えますが、比べるときに注意したい点があります。よりそうお葬式の案内では、プランに火葬料金は含まれず別途必要とされています。火葬料金は自治体や式場によって差があるため、総額は住んでいる地域で変わります。
金額は「プラン価格」ではなく「総額に何が含まれるか」で比べてください。この考え方は家族葬とは?でも書いたとおりです。
それぞれの特徴
よりそうお葬式
株式会社よりそうが運営する葬儀サービスです。一般葬から家族葬、火葬のみを行う火葬式まで、参列する人数で選ぶ形になっています。
特徴は割引の条件がはっきりしていることです。申込みの前日までに資料請求と「あんしん準備シート」の記入を済ませておくと、会員限定の割引が適用されます。逆に言えば、当日に申し込んだのでは間に合いません。
満足できなかった場合にプラン代金を全額返金する案内もあります。ただし火葬料金やオプションは対象外で、火葬の翌日から5日以内の申請かつ費用の全額支払済みなど、条件が決められています。
家族葬のこれから
1日で告別式のみを行う1日葬と、通夜と告別式を行う2日葬という分け方をしているのが特徴です。呼ぶ人数ではなく、日数で選ぶ形になります。
資料請求による割引は最大8万円と、今回の2社では大きいほうです。資料は葬儀と分かる表記のない封筒で届くと案内されています。親と同居していない家庭でも頼みやすい配慮です。
サービスの詳しい中身は「家族葬のこれから」とは?にまとめました。
資料を取り寄せる前に確認したいこと
1つ目は菩提寺の有無です。お寺の墓地に入る予定があるなら、葬儀の形を決める前にお寺へ相談してください。事後報告で進めると、納骨を断られる場合があります。
2つ目は搬送と安置です。病院から自宅や安置施設へ運ぶ費用、安置の日数は、プランに含まれる範囲が会社ごとに違います。所定の日数を超えると超過料金がかかる場合があります。
3つ目は、資料を取り寄せたことを家族で共有しておくことです。取り寄せた本人しか知らないと、いざというときに割引を使えません。封筒の置き場所を1か所決めておくだけで十分です。
わが家の判断
父のときは、病院で渡されたリストから葬儀社を選びました。見積もりは比べていません。金額を見たのは全部終わった後です。
いま母のために資料を取り寄せるとしたら、迷うのは金額ではなく「母に見せるかどうか」だと思います。黙って取り寄せるのは気が引けるし、渡せば渡したで身構えさせてしまう。
たぶん私は、封筒を開けて中身だけ確認して、母には「こういうのがあるらしいよ」と口で伝えます。紙を渡すより、そのほうが軽い。
今日やることは、これだけ
- 実家に菩提寺があるかどうかを確認する
- 資料を取り寄せたら、封筒の置き場所を家族で決めておく
- 比べるときは、プラン価格ではなく総額に何が含まれるかを見る
出典
- よりそうお葬式「公式サイト」
- 家族葬のこれから「公式サイト」
- 鎌倉新書「【第7回】お葬式に関する全国調査(2026年)」
