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遺品整理を業者に頼もうと検索すると、無数の会社が出てきます。料金はどこも「要見積もり」。比較しように も基準が分からず、悲しみの中でそんな気力も残っていない。この記事では、その状況に応える紹介サービス「遺品整理110番」の仕組みと、利用する前に知っておきたいことを解説します。

結論:業者を「探す」のではなく、「窓口に相談する」サービス
遺品整理110番は、シェアリングテクノロジー株式会社が運営する、遺品整理業者の紹介サービスです。自分で業者を1社ずつ調べて比較する代わりに、全国対応の窓口に相談すると、その地域の加盟店を紹介してもらえます。
公式の案内によると、特徴は次のとおりです(2026年8月時点)。
- 業者の紹介は無料。見積もりも無料
- 全国に1,000社以上の加盟店があり、地域を問わず対応できる
- コールセンターは24時間365日、相談を受け付けている
- 加盟店のサービス内容と価格を標準化している
最後の「標準化」がこのサービスの核です。どういうことか、業者選びの難しさから順に説明します。
遺品整理の業者選びが難しい3つの理由
1つ目は、料金の相場が分かりにくいこと。遺品整理の費用は部屋の広さや物の量で大きく変わるため、ほとんどの業者が「見積もりしないと分からない」方式です。ほぼ全員が初めての依頼で、相場観を持ちようがありません。
2つ目は、比較する余裕がないこと。遺品整理を頼む場面は、四十九日や退去期限など時間の制約と、悲しみが重なっています。何社も見積もりを取り、内訳を見比べる作業は、想像以上に消耗します。
3つ目は、業者の質に差があること。真摯な業者が多い一方で、作業後の高額請求や雑な扱いといったトラブルも残念ながら存在する業界です。「どこなら安心か」を外から見分けるのは簡単ではありません。
つまり、業者選びそのものが遺族の負担になっている。紹介サービスは、この「選ぶ負担」を引き受ける仕組みです。
「コミコミ価格」の中身
遺品整理110番の料金は、基本サービスに関わる費用が料金に含まれる方式です。公式の案内では、基本料金とオプションが次のように分かれています。
| 基本料金に含まれるもの | 別途オプションになるもの |
|---|---|
| 仕分け | 遺品の配送・遺品供養 |
| 不用品処分・買取 | ハウスクリーニング・消臭・特殊清掃 |
| 養生・分別・梱包 | エアコン移設・屋外の整理 |
| 搬出・積込・簡易清掃 | 法務手続き代行・廃車手続き代行 |
「基本」の範囲が仕分けから簡易清掃まで通しでカバーされているのが分かります。あとから「それは別料金です」が積み上がる不安は、遺品整理でいちばん嫌なところなので、この線引きが最初から示されているのは判断材料になります。
買取に対応しているのも実務的には大事な点です。着物や貴金属など値の付くものは処分費用と相殺できる可能性があります。また、遺品整理だけでなく生前整理やゴミ屋敷の片づけにも対応しています。
利用の流れ

相談したら必ず頼まないといけない、ということはありません。見積もりまで無料なので、「まず金額感を知りたい」という段階で使えます。夜中に思い立って電話できる24時間窓口は、仕事を持つ子世代にはありがたい仕様です。
頼む前に知っておきたい3つのこと
正直な注意点も書いておきます。
- 不用品回収だけの依頼はできません。あくまで遺品整理(生前整理・ゴミ屋敷含む)のサービスです。単純に粗大ゴミを引き取ってほしいだけなら、自治体の粗大ゴミ回収が最安です
- 見積もりが出たら、内容を落ち着いて確認してください。急かされる理由はありません。金額に迷いがあるなら、他社の見積もりと比べることも遠慮しなくていいと思います。それでも選ばれるのが良いサービスのはずです(同じ紹介サービスの別の窓口との違いは遺品整理業者の選び方。「紹介サービス」の仕組みと2社の違いで比べています)
- 貴重品と書類の確保だけは、業者が入る前に家族で。権利証・通帳・保険証券・スマホは、遺品整理の進め方で書いたとおり、最初に家族の手で分けておくのが安全です。また、相続放棄を検討中の場合は、業者に依頼する前に弁護士・司法書士へ相談してください
わが家の視点
父の遺品整理は、母と2人で数か月かけてやりました。業者を使わなかったのは、こだわりがあったからではなく、単純にこういうサービスの存在を知らなかったからです。
すべてを頼む必要はなかったと今でも思います。ただ、大型家具の搬出と処分だけでも頼めていたら、母が腰を痛めることはなかった。全部自力か、全部お任せかの二択ではなく、「自分たちでやりたい部分」と「プロに任せる部分」を分けていい。それを知っているだけで、選択肢はずっと広がります。
今日やることは、これだけ
- 貴重品と書類のありかを、業者より先に家族で確保する
- 部屋の広さと物の量をメモしておく(相談時に伝えるとスムーズ)
- まずは無料相談で金額感を聞いてみる
※本記事の内容は2026年8月時点の公式の案内に基づいています。サービス内容・対応範囲の最新情報は公式サイトでご確認ください。
